
コレステロールは高すぎても低すぎてもいけません。ですが、やはり高すぎると言われている人の方が多いのではないでしょうか。コレステロール値が高くなるメカニズムはコレまでに紹介してきました。LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やせばいいのです。
では、どのような方法で数値を下げ、HDLコレステロールを増やしていけばいいのでしょうか。コレステロール値が高いままだと、心臓への動脈に硬化を起こしやすくなります。また、血液も通りにくくなるために、狭心症や心筋梗塞も起こりやすくなります。
よく、コレステロールが多く含まれる食品の摂取を控えるようにと言われていますが、これは間違いです。確かにコレステロールを多く含む食べ物は数多くあり、食べるときにも食べ過ぎないようにと気を使っている人もいるでしょう。
しかし、食品から摂取されるコレステロールの量はわずかで、ほとんどのコレステロールが体内で作られています。ですから、コレステロールを含む食品を控えるのではなく、コレステロールの合成を防ぐ食品を多く摂取するようにしなければいけません。
コレステロールが体内で合成されるには、脂肪の摂り方で左右されます。飽和脂肪を多く摂取すると、コレステロールの合成機能は高まり、不飽和脂肪を多く摂ると、コレステロールの合成が減少します。
| 飽和脂肪を多く含む食品 | 不飽和脂肪を多く含む食品 |
脂身の多い肉 |
ゴマ油 |
上記の表で脂身の多い肉としたのは、脂身の少ない肉ではたんぱく質も多く、コレステロール値が上がりにくくなります。変化させない食品としては、和菓子や鶏肉、レバー、マヨネーズ、イカやエビ、たこなどがあります。
マヨネーズやイカなどはコレステロールを多く含む食品として知られていますが、コレステロールを変化させない食品でもあるのです。洋食よりも和食を多くして、おやつを食べたくなったら、できれば和菓子を食べるようにしましょう。
コレも何度もいいますが、適度な運動はHDLコレステロールを増やしてくれますし、減量にも役立ちます。代謝の促進にもつながりますし、コレステロールのことばかりではなく、体にはとても良いことです。
いきなり激しい運動を行なうのは避け、自分なりに毎日続けられるものを選びましょう。1日30分からはじめ、徐々に時間を延ばしていくのも一つの方法です。無理しないでゆっくり行なえるもの、激しい運動を短時間行なっても脂肪は減りません。
ウエストを細くするには腹筋を行なうよりも、30分歩いた方が効果的なのです。ゆっくりな運動の方が効果的だということがお分かりでしょう。歩くとすぐに腰や膝が痛くなってしまう人がいますが、こういった人は、プールで歩くことをお勧めします。水の浮力によって、関節に負担がかかりません。
食前食後、早朝の運動も避けましょう。食前食後に運動をすると、心臓までしっかりと血液が行渡らなくなりますし、早朝だと体の調子がまだ整っていないのであまり望ましくありません。
こうして食事や運動などで自分のできることを行なうことで、HDLコレステロールを増やすことができます。HDLコレステロールが増えるということは、LDLコレステロールは増加しないということです。上に挙げた他にも、中性脂肪が多くならないように注意しなければいけませんし、できればたばこもやめた方がいいでしょう。
よく禁煙すると太るという人がいますが、これは禁煙したくない言い訳にすぎません。たばこを吸わないことで口寂しくなって、ついつい何かつまんでしまったり、ご飯がおいしく感じるので、食べ過ぎてしまうことにあります。