コレステロールが原因の病気

コレステロールが引き起こす病気として、すでに高脂血症は紹介してきましたが、その他にもコレステロールが原因になっている病気は数多くあります。いくつか代表的なものを紹介していきましょう。

動脈硬化

血管コレステロールが過剰になり、一番に心配されるのが動脈硬化です。この動脈硬化がきっかけとなって、様々な病気を誘因してしまいます。動脈硬化は血管の内側の壁にコレステロールなどのほかに、線維やカルシウムがたまってしまい、血管が硬くなります。更にはその部分が盛り上がり、血管が細くなってしまうので非常にもろくなります。この動脈硬化は大きく3つに分類することができます。

粥状動脈硬化

コレステロールが心臓や脳の太い血管にたまり、お粥のようなかたまりができることで血管が細くなります。血流が悪くなり、最悪の場合、血管が完全にふさがってしまう場合もあります。

細動脈硬化

脳、腎臓の細い動脈に動脈硬化を起こします。血管内部が狭くなり、血管壁に傷がつきます。

中膜硬化

腕や太ももの動脈の壁にある内層と呼ばれる中膜が石灰化してしまいます。

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胆石

胆石コレステロールが原因で起こる病気は、動脈硬化が誘因となっているものが多いのですが、胆石は高コレステロールが原因で起こる病気です。

胆汁は肝臓から分泌されますが、この胆汁に含まれるコレステロールが結石となり、肝臓から胆嚢に運ばれた胆汁が結石となると、胆管に詰まって疝痛という激しい痛みをもたらします。

胆石の結石にはいくつか種類がありますが、コレステロールが原因となっているものが一番多いでしょう。

100%コレステロール

自分は胆石経験者です。手術で胆嚢と共に結石も取り出したのですが、担当医から渡された結石はきれいな薄い緑色をしていました。『はい!100%コレステロール結石!』と言って渡されました。自分の結石は全てコレステロールでした。

キラキラと光を受けて光っていたほどです。現在では年月が経過してしまったのもあり、くすんだ色で光ることもありませんが、この結石を見るたびに、痛い思いをしたのが思い出されます。せめてLDLコレステロールを減らす術を当時知っていたら、こんな痛い思いをして結石を作ることもなかったでしょう。

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脳梗塞・脳出血

コレステロール値が高いことが原因で動脈硬化を起こし、脳の動脈の内側が狭くなって血栓が詰まることで脳梗塞を起こします。手足の麻痺が残ることもありますし、最悪の場合、命を落としてしまうこともあります。

また、脳出血も動脈硬化が原因になっていますが、主な原因は高血圧です。動脈の一部が破れることで、クモ膜下出血を起こします。言語障害や意識障害、半身麻痺などが残る場合があります。

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心筋梗塞

動脈硬化によって血栓が心臓の血管をふさぎ、心臓に血液や酸素が行渡らなくなるために、一部が壊死してしまいます。安静時に発作が起きることが多く、かなり激しい胸の痛みが起こります。発作を起こしたら命に関わることですので、すぐに救急車を呼びましょう。

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狭心症

動脈硬化を起こし、血管が狭くなるために、心臓の動脈を流れる血液の量が少なくなることで起こるものです。総コレステロール値が高い場合、狭心症になってしまう確率も高いと言われています。発作は5分ほどでおさまりますが、胸の不快感と圧迫感、痛みなどが起きます。

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間歇性は行症

これは体の中でも足に起こるものです。動脈硬化が原因で足の狭心症という別名を持ち、ふくらはぎや腿などの筋肉の血流が悪くなって起こります。歩いているときに徐々に痛みが出てきて、しまいには歩行困難なほど痛みます。この病気を発症したら、心臓や脳の病気も可能性を疑ってみなくてはいけません。

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