コレステロールって何?

コレステロールってなんでしょう。言葉は知っていても、説明できる人は少なくないでしょうか。悪いものだと誤解の多いコレステロールですが、きちんとした知識を身につけることで、自分なりに上手にコントロールすることが大事です。

コレステロールは必要なもの

コレステロールは必要なものコレステロールは私たち人間が生きていく中で、コレステロールはなくてはならないものです。脂質の一種で、中性脂肪やリン脂質もその仲間になります。体中に存在していて、血液の中にもあります。たんぱく質や炭水化物と共に、三大栄養素と言われています。

コレステロールが発見されたのが、1785年、胆石の中から見つけられました。1814年には胆汁の固まったものとして、コレステリンと名づけられたのです。これはギリシア語で、私たちがコレステロールと呼んでいるのは英語呼びになります。

発見のいきさつがこんな感じでしたので、あまり良い印象は持たれませんでした。けれど、後に体にとって大変重要な役割をしていることが分かりました。それは【コレステロールの役割】で紹介していますので、あとで読み進めてください。

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体のどの部分に多い?

コレステロールは体中に存在しますが特に多く蓄えられている部分として、脳、神経系、筋肉など、体にとって重要な器官にあります。それぞれの部分に見合う量のコレステロールが分布していて、男性の平均体重で例に挙げると、70kgの男性だと体には140gのコレステロールが存在することになります。

体の部分 コレステロール保有量 割合
脳・神経系 32.0g 23%
筋肉 30.0g 21%
血液 10.8g 8%
皮膚 16.0g 11%
消化管S 3.8g 3%
肝臓 5.1g 4%
心臓・肺・脾臓・腎臓 3.9% 3%
結合組織・脂肪組織・組織液 31.3g 22%
骨髄 7.5g 5%
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体内でも作られている?

体内でも作られている?実は、コレステロールは食品からも摂取しますが、不足している分は自分達の体の中で作られています。1日約100〜400mgのコレステロールを食品から摂っているのですが、これは必要量の20%にしかすぎません。

約80%のコレステロールは肝臓を中心に、小腸や副腎皮質、性腺など、体中で作られているのです。健康な人であれば、体が自然に血中コレステロールを調節するために、食品からコレステロールを摂取する量を気にしなくてもかまいません。血中コレステロールのことは【血中コレステロール】のページで紹介していますので、参照してみてください。

体に必要不可欠なものであるからこそ、体内でコレルテロールを作る機能がそなわっているのです。コレステロールを摂取しすぎると、肝臓がコレステロールの生成を抑えてバランスをとります。このバランスが崩れたときに、様々な弊害が出てくるのです。

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摂りすぎも不足もいけない

コレステロールが過剰な場合、反対に極端に不足している場合、後のページ、コレステロールの数値のカテゴリーで詳しく説明しますが、摂りすぎたからと言って簡単に体外に排出されるものでもありませんし、不足しているからといって、すぐに不足分を補うこともできません。

コレステロールが多すぎると、動脈硬化などを招いてしまいますし、反対に不足していると、赤血球や毛間の細胞膜が壊れやすい状態になってしまいます。コレステロールは炎症を起こしたり、老化現象でできてしまった血管の壁の細胞の隙間に張り付きます。そうすることで、血管の中に異物が入ってしまうのをふせいでいるのです。

こうしたことから、コレステロールが不足すると、血管の壁にトラブルが起こってしまいます。コレステロール値が高いことばかりが気にされがちですが、反対に少ないのも様々な問題が出てくるのです。

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